23年3月初め、この純米原酒を蔵元で試飲させていただきました。
昨年の猛暑は酒米にも影響を与え、造りはなかなか米が溶けてくれないという杜氏泣かせの造りになったようです。　できたお酒はどうしてもまだ固くつぼみの部分を多く感じました。

　その為にもう少し熟成を置き、今年は5月末にそのまま生原酒として瓶詰めしていただきました。

　この純米原酒はタンク1本の単独酒ではありません。今年仕込んだ2本の純米原酒を、比率を変え一番いい状態になるようにブレンドしたお酒です。同じ原材料で同じような時期に仕込んでも、タンクによりその味わいは違います。その違いを逆に相乗効果でプラスになるようにブレンドしたのがこのお酒となります。

　今年のこのお酒は、6月現時点ではまだ若さ溢れていて、フレッシュなんですが、これから当店の氷温冷蔵庫内で熟成を重ねていきます。それだけの力があります。

　アルコール度数が高いお酒ですので、ロックで飲むのが今の時期楽しめるお酒です。おためし下さい。