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疑問その1
米百俵って小泉ブームのお酒なの?
かなり私見が入ってます(^^ゞ
地震の影響も少なく醸造には問題ありませんでした。 |
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とんでもありません。米百俵蔵元 栃倉酒造の創業は明治37年。その当時の銘柄は「日の露」その後日本酒の世界では初めて「米百俵」の商標をとりました。ですから米百俵の歴史は非常に古い。
確かに小泉純一郎氏が首相として所信表明演説をした際に「米百俵」の故事を取り上げました。
窮地に陥った長岡藩。そこへお見舞いとして贈られた百俵の米を「食べればすぐ底をつからこれを学校設立に使った」という小林虎三郎。『目先の事にとらわれず、明日の為に行動する』という教えを引用した訳です。この演説の影響で「米百俵ってなんなんだ〜」という事になり、特番は組まれるわ雑誌・新聞は取材に来るわで新潟・長岡中が大騒ぎとなったのです。これが米百俵ブームです。
ブームははじまりがあれば終わりがある!
当店が栃倉酒造さんとお取引をさせていただいて、もう10年がたちますかね。長いお付き合いになってきました。その間色々お話しを聞かせていただきましたが、本当にこの蔵はいい蔵です。ちゃんと消費者であるお客様の事、一番に考えていますもの。その気持ちがすべてお酒に表れています。
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専務、恒明さんの結婚を祝う会の余興風景です。
左に立っているのがわ・た・し! |
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お酒に表れる”ってどんなこと?
それは酒質をどんどん上げているという事と、通常の晩酌酒を特に重要視してることですね。 『吟醸酒は美味い』そんな事私に言わせれば当たり前!だって高いんだも〜ん。そう思いません?酒造好適米をそれこそ粒になるくらい磨いて、普通酒の倍以上の時間をかけて仕込む。杜氏をはじめ蔵人は寝る時間を削って仕込みにあたるんですよ。そりゃ高くもなりますし、美味くもなります。
日本には2000近くの蔵があると思いますが(かなり廃業もしてます)製造の技術は皆高レベルにあります。これは各地区の酒造担当の技術者が、きちんとその技術を教えている訳で、協会酵母の開発・製造技術の講習会等々その努力は賞賛ものです。だからどの蔵の吟醸酒を飲んでも『不満だ〜』って事、ほとんどありません。皆個性があって美味い! |
では問題というと・・・晩酌酒なんですよね。つまり居酒屋なんかで「お酒1本頂戴」と言って出てくる銚子酒。あのほとんどは普通酒、もしくは一般酒と言われるものです。ほとんどの蔵元は、その製造量の8割が一般酒なんですよ。当然、消費量もそれに比例します。
日本酒が嫌いになるきっかけが、この一般酒の不味さにあると言ってもいいと思います。
だから・・・・・・・・・米百俵は凄いんです。付け加えると新潟酒の意識がすごく高い。重ねて米百俵はその中でも飛び抜けてます。まさに米百俵の精神!
私が毎日米百俵の半てんを着て仕事してるのも(ほとんど歩く看板状態)『こんないい酒他にないぞー』って事をアピールしてるわけです。(昔、新潟だから・売りやすいからなんて悪口言われた事もありました。そんな簡単に売れんぞ〜無名酒が→大声で!笑)
と、まあうちの言いたいこと書かさせていただきましたが、なんだかんだ言ってもお客様のご支援がなければ蔵元だってお酒造りを続けていけません。是非とも米百俵飲んで下さい。大木、平伏してお願い申し上げます。
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追伸:栃倉さんの偉いとこ・・・毎回請求書・新商品の案内に、地元新聞で米百俵関連の記事があれば同封してくれます。別にお酒の記事じゃありません。米百俵の故事に関わった記事を送ってくれます。地元の誇りを大切にしています。 |
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EditRegion7
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